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【再掲載】CDA二次 受験対策戦略 「直前はダメ」
こちらは2009年掲載のコラムですが、受験の方には長く共有できるため、再度掲載いたします。

いよいよCDA2次試験まで1か月ですね。

当方のロールプレーセミナーへのお申し込みもたいへん盛況になって来ました。
今日は(珍しく?)セミナーの宣伝ではなく、「CDA二次受験戦略」を考えてみましょう。

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1.対策のタイムスケジュール
セミナーの申し込みも、2次試験直前が一番多く、かなり多くの受験生の皆さんは「直前にRP(ロールプレー)の力量がピークになるよう持って行こうとされるのではないでしょうか。

しかし「直前詰め込み」「一夜漬け」はCDA受験対策としては間違っています。
過去私の会社のセミナー受講者はのべ600名を優に越えています。(2009年当時)合格者の方をたくさん見て、「直前対策」だけで合格した方はおられません。

なぜでしょう。

二次試験が「記憶頼り」では絶対対応出来ないからです。

はっきり言って、一次試験は他のカウンセラー試験同様「記憶力が勝負」でしょう。ですから「直前対策」は有効です。私も学生の頃、試験になれば一夜漬け対策をしたもので、それなりに記憶頼りの試験には効果があります。
しかしRPのような実技は、言ってみれば「テスト」と言ってもスポーツのテストに近いのです。

プロ野球、ボクシング、その他スポーツの入団試験を一夜漬けする人はいませんよね?それで対応出来る訳が無いからです。
むしろRPで大切なのはカウンセリング理論ではなく、体が自然に反応するくらいの傾聴力、共感力です。

せっかく何十万円も払って養成講座を受け、さらにご苦労され1次試験に受かったにもかかわらず、「二次対策」を間違ってしまった(私は能力が無いのではなく、対策を間違っていると申し上げています)ため、1度落ちて二度とCDAを受けない、なんていう真にもったいない方もおられるとのこと。

直前に最高潮に持って行く、という戦略は二次対策としては間違っているというか、危険過ぎます。早め早めにご自身が納得できる姿を目指し、その状態をメンテして行く戦略をお勧めします。


2.何を練習するか
そのためには単にRPを繰り返しても、「試験対策」にはなりません。
RPはあくまでRPであり、実践ではありません。年間400例を超える実践カウンセリングを行う、現役カウンセラーとして、申し上げさせていただければ、実践と試験はまるで別物です。
傾聴、傾聴、言っておりますが、実践キャリアカウンセリングでは、傾聴どころかバンバン情報提供しなければ、成り立たないケースが圧倒的に多いのです。CDA二次でそのままやったら100%落ちるようなカウンセリングはごくごくザラにあるのです。

2次にチャレンジしてなかなか合格に至れないプロの方が多くおられます。プロとはカウンセラー、相談員、人事、コンサルタント、コーチ、教員等、仕事としてカウンセリング的アプローチをする職業の方を指します。
プロの営業マンの方等もこの範疇になると思います。
その方々に能力が無いのではなく、実践と試験は別物なのです。

試験の時と普段を明確に切り替えることが出来るようになった時、合格がぐっと近づくでしょう。

と、いうことは、最初に戻ると
「単にRPを繰り返しても、『試験対策』にはならない」のです。
私以外にもたくさん優秀な先生がおられるでしょうから、必ず指導者を付けて練習して下さい。試験で求めるものを熟知し、RPのフィードバックで「良い・悪い」は当然として、「なぜ良い・なぜ悪い」を明確に説明できる指導者の下で練習して下さい。
それがないと、単にキャッチボールと素振りだけでプロ野球入団テストを受けることになります。


二次試験の合格率45%、という数字は、CDAが昔(それも2005年8月までは合格率60%以上!)とは別物の難関資格になっている現実を示しています。

皆さん、ぜひご成功されることをお祈りしております。

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予約状況は常に当ブログ最新記事にてご確認下さい。
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 06:38
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-, 2010/09/18 12:20 PM