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CDA2次試験受験戦略と経験代謝
8年間CDA二次受験の指導をしてきて、毎回の合格傾向を記録しています。自分が合格した経験は否定しませんが、それよりも体系的な傾向観測の方が、受験対策においては意味があると考えています。名選手が名監督ではないのと同様、これまで1千人を超える受講生の皆さんを通じて、毎回のCDA2次試験の合格状況を見ていますと、少しずつJCDAが傾向を変えてきていることがわかります。

前回4月の試験ではあらたに評価ポイントが変更になり、さらには「経験代謝の理解を踏まえたロールプレイ」という説明が加わりました。
私のトレーニングでは細かい情報や知識、テクニックより、「考え方」のトレーニングに重きを置いています。アレもコレも全部覚えて、パターン化して、試験場そのものを再現するような設定ウンヌン・・・には意味がなく、設定や試験会場において、何か「想定外」のことが発生した時に身動きできなくなります。
実際試験場では、運営ミスなど、「想定外」のことが起きるのは珍しくなく、パターン化に慣れた受験生は本当の地力が無いため、カウンセラーが持っていなければならない;

・どんなクライアントさんでも
・どんな環境でも
すべてを受容し、カウンセラー自らを適応させられるという、実践能力を養っていないのです。

「試験だから正解がある」という考えは、CDA1次試験ではその通りでも、2次では通用しません。
必勝法・必勝ノウハウなどが本当にあるなら、それを知った受験生には絶対に不合格者は出ないはずです。


CDA2次試験、ロールプレーという、実技試験は必ず人的要素によって、その評価そのものも変動します。そうしたあらゆる変化をも想定した準備は、実は受験にストレートに対応しているだけでなく、本当のキャリアカウンセラーになった時の地力になっているのです。

私は数少ない、実践カウンセラー兼CDA2次試験指導講師ですが、CDA資格だけあって、全く実戦で通用しない方を、カウンセラー採用試験などで多数見てきました。CDAよりはるかにハードルが高い、実践のカウンセラーの採用の場面では、「想定と違ったらできない」などという甘えはあり得ません。

経験代謝の理論を今から学ぶ必要はありません。
なぜならCDA二次試験は知識を問うものではないからです。しかし二次対策として、どのように「経験代謝を踏まえ」るのかについては、実技を通して実現する必要があります。
ロールプレーをやみくもにやっても意味がなく、試験全体を想定して、ロールプレーの回数より質を伴う練習こそ大切だと信じております。

「戦略観」こそ試験準備のスタートです。
ぜひどのように準備し、どのような練習をすべきかを考えて、ご対応なさって下さい。

講師 増沢隆太

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事務局からお知らせ

CDA2次試験受験戦略を考える特別講座、
7/19(土)午前開講
初めてCDA2次受験する方のための「無料体験講座」7/5(土)15時開講
まだまだご予約受付中!

CDA2次試験対策講座情報は、順次更新中。
author:RMロンドンパートナーズ, category:CDA/キャリアカウンセリング, 12:39
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日刊工業新聞書評「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」
日刊工業新聞6/16「BOOK」欄に、「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」の書評が掲載されました。
全国の大型書店、大学生協等では平積みにもなって陳列されています。


author:RMロンドンパートナーズ, category:記事, 23:09
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